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ひな祭りの雑学集!

●昔はひな人形を自由に選べなかったって本当?●

これはまだ、庶民にひな祭りの風習が広まる江戸時代後期以前のことなのですが、ひな人形はお店で販売されているものではなく、特注で作られるものでした。そしてそこにはルールがあり、公家が作るひな人形には、家柄が反映されました。ですから、今日のように誰でも十二単を着たおひなさまを手にすることができなかったのです。このような事情から、現在残っている当時のひな人形などを見ると、持ち主の家柄が推測できるのです。

●触っても、壊れても良いんです!●

ひな人形の役割は、あくまで娘にふりかかる災いを託す身代わりです。人形を川に流して厄除けをしていた時代は、厄除けの対象者の災いを除くという意味合いで、娘の体を数回人形でなでてから川に流すのが習わしでした。
ですから、子どもの災厄を人形へと移すために、人形の持ち主である子どもが実際に手を触れたほうがいいのです。最近は、ひな飾りはすべて大人がやってしまうという家庭が多いようですが、できれば子どもと一緒におこない、しっかりとひな人形に触れさせてください。
また、もし人形が壊れてしまっても、ひな人形に関しては、縁起が悪いことではありません。なぜなら、子どもにかかるべき災厄をひな人形が身代わりとなって受けてくれたことの証だとされているからです。また、壊れてしまうなど、やむを得ず手放すことになったひな人形は、今まで守ってくれたお礼の意味を込めて、お寺で供養をしてもらってから捨てましょう。

●ひな祭りの風習は各地でさまざま!●

現在では、1年に1度だけひな人形を飾り、その他の期間は保管しておくのが習わしになっています。しかし江戸時代以前は、ひな祭りで使う人形は1回限りしか使用できず、人形を飾って供え物などをした後は、川や海へ流していました。これを「流し雛」といい、この風習は今でも奈良や鳥取、長野や岡山など、一部の地域でおこなわれています。
流し雛のやり方は地域によってさまざまですが、一般に色紙で作られた人形を男女一組にして流します。ケガレを祓うという意味合いから、人形を流す前に、体を人形でなでてから流すという地域もあります。また、和歌山の淡島神社では、古いひな人形を船に積んで海へと流す風習があり、これを「雛流し」と呼んでいます。
他にも、長野県などでは、ひな祭りの日に人形を伴って山や川辺へ弁当を持ってでかけていき、一日中あそんで過ごす習わしがあったそうです。このような風習は、本格的に農作業が始まる前の休息の意味も持っていました。

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